久しぶりの激辛企画!!がっちょ(gaccho_b)です。
今回の激辛は激辛の領域を超えています。テレビ番組などでも取り上げられているので有名なギロチンのゴッドチャーハン。調理が始まると立ち込める香りだけで店内がむせ返るという経験談を見て怖いもの見たさで行ってきました。
2019年再訪問した記事はこちら↓
【再訪問】リベンジ!ゴッドチャーハンをついに食す!味覚が限界突破する辛さに悶絶【辛いもんやギロチン】
外観
本店と南船場店があるのですが、現在ゴッドチャーハンは南船場店のみの提供と調べていたので、予約をしてお店へ向かいました。

店の前には物騒な漢字の書かれた提灯…死、鬼、呪い、そして…ゴッド。なるほどチャーハンのレベルになっています。真っ赤な扉には独特のロゴ。イタリアン居酒屋のような雰囲気もありますが、提灯…角に店があるのですが反対側は屋台になっていて外に席があります。コンセプトはよくわかりません。とりあえずゴッドチャーハンが引っ張っているのでしょう。いざ、店内へ。
内観
他のお客さんもいるので、撮れませんでしたが、テーブル席が3つ。あとは外の席で決して座席数が多いわけではありません。週末は混雑しそうなので予約していってください。

壁にはびっしりメニューが。別途テーブル用のメニューもありますよ。店員さんも会計の計算時にこれを見ていたので役に立ってるみたいです。
メニュー
比較的普通です。赤い一部分を覗いては。酎ハイより生ビールの方が安いんですね。

さぁ肝心のところ。ギロチンチャーハン。鬼からは倍々ゲームで唐辛子が増えていきます。ゴッドは唐辛子100本。米なのか唐辛子なのかわからない食べ物になりそうですね。しかもゴッドはいきなり値段が跳ね上がる。なんと1800円ですよ。簡単に注文してくれるなということですね。

ここで確認したところ一見さんは呪を完食しないとゴッドは出してくれないそうです。激辛を名物にしている店にはよくあることです。ここでゴッドチャーハンは下手に食べると病院送り…胃を洗浄することになると脅されます。まぁそのレベルなら断られるのもわかりますし、素直に引きがりました。ちなみに呪を完食したことを示すカードをくれたり、店側で記録したりする制度はなく店員の記憶データベースだそうです。へぇ…。
そしてこの対応の段階から偉いさんらしき男性が不機嫌というか怪訝そう。後ほど紹介しますが、ちゃんと他のメニューもそれなりに頼んでますし、丁寧な対応で予約の電話もしてきたのですが、明らかにうっとおしそうなんですよ。騒いだりしているわけでもないし無理をお願いしてもいない。名物と書いているのに、チャーハンを目当てに来る客は嫌いなんでしょうかね。他の顔見知りらしきお客さんとは楽しそうに談笑していますが、我々には終始塩対応でした。予約無しで来た他のお客さんも冷たくあしらっていたので、基本的にこういう対応みたいです。気持ちよく過ごしたい方は店選びを考え直すことをおすすめします。
料理
さて、この日注文した料理を紹介していきます。
ジョロキアポテトフライ

赤いパウダーが指すような痛みを与えてきます。ケチャップの甘さも貫通する鋭い刺激。冷めると食べやすくなりますが、辛いものが苦手な人はこれだけでも味覚がおかしくなってくるでしょう。序盤の注文には注意です。
極め唐あげ

こどもの拳ほどはあろうかという大きな唐揚げ。口の中をケガしそうなぐらいバリバリの衣とジューシーな鶏肉がおいしかったです。880円とお高めですが1個で満足できるのでシェアして頼むのがおすすめ。たしか5つありました。
ギロチンきゅうり
叩ききゅうりに唐辛子がかかっています。ポテトを食べたあとだったので、ビビっていましたが、それほど辛くなく普通においしいきゅうりです。

エリンギバター
そのまんま。間違いない一品。

麻婆豆腐
これが私の中では一番のあたりでした。大辛中辛並辛からからさを選べます。中辛をオーダーしたのですが、山椒がピリっときいていて唐辛子とは別のパンチがありますが食べれないほどではなくまさに中辛。豆腐は少なく残念ですがひき肉はほどほどに入っています。間違いなくご飯に合う味なので、フライイングで白ご飯を頼み麻婆丼にしてたべると最高。これ会社の近所でランチがあれば通ってしまうぐらいドハマリ。2皿でも良かったな…

店内にもでっかく書かれています。麻婆そばも気になりますねぇ。

牛ハラミ

これもあたり。焼肉店ほどではありませんが、肉の旨味がつまっていておいしかったです。
呪チャーハンに挑戦
かるく皆で食べたあとにいよいよチャーハンに挑戦です。唐辛子100本のゴッドチャーハンは断られたので唐辛子50本の呪チャーハンをオーダーします。

2017年1月下旬ではまだ今年の完食者はいないようですね。
今回は二皿オーダー。一皿は激辛料理にかなりの耐性をもつ一人が完食に挑戦、もう一皿をのこりの6人でシェアすることに。挑戦メニューではないのでシェアはOKのようです。
調理開始

2皿分の呪チャーハンの材料が鉄板にのると同時に立ち込める煙。風に乗ってふわっと来た瞬間、気管に走る刺激!!!いつのまにか店の扉が開けられています。容赦なく立ち込める湯気は、むせかえさせるだけでなく目を攻撃し喉を締め付け痛みと咳がとまらなくなります。思わず店外避難するメンバーも数名…ゴッドチャーハンを食べたものは胃の洗浄が必要になるケースもあるとの言葉の意味を理解しました。
この時私達が鉄板に一番近かったのでダメージが大きかったのですが、奥のお客さんまでむせ始めてしまい誤りました…(笑って許していただきましたが…) これから行く方は注文するタイミングには注意してください。満席のときは避けたほうが白い目で見られずに済むと思います。
よくよく考えると2皿分なので50本×2=100本。つまりゴッドチャーハンレベルの刺激物が調理されているわけです。いや、それにしても普通の使い捨てマスク1枚で湯気を浴びながら調理している店員さんが一番すごい。玉ねぎのみじん切りどころじゃないほどでしょうに…どいうなっているんだ…
むせ続けている間にサクッと完成してしまいました。ついに姿を見せた呪チャーハンがこちら。
実食

見た目はさほど赤くないのですが、テーブルについた瞬間から独特の匂いと刺激。毒ガエルが自分の危険をアピールするように唐辛子が3本刺さっています。食べ物で危険という形容詞が当てはまるほどの物体なのです。
一人で完食チャレンジとのこりのシェア組の私達も実食…一口たべると、あれ?大丈夫…うんチャーハン…ん?苦い…唐辛子のあz…あ…いた…いぃ…
ぎゃあああああああ( ;∀;)
叫ぶほど辛いのです。そして痛い。というか舌に何か刺さったんじゃないかと思うほどの痛み。滝のように吹き出す汗、止まらない涙、食堂が焼けるように熱くなります。
色々激辛料理を食べに行きましたが間違いなく過去最高の刺激物です。デスソースを飲んでるようなイメージ。いや、それ以上かもしれない。舌の痛みを空気にふれさせるため店の外に飛び出していくもの、おしぼりで舌を冷やすもの、それぞれが悶え苦しみます。
一度口を拭いたおしぼりは、そこに刺激物がついているのでそれで口の周りをまた触ってしまうと…当たったところすべてがヒリヒリしてきます。なので唇全体がしびれる結果に…間違っても目をこすらないでください。
このためにあるかのようにメニューにミルク350円があります。高いですが背に腹は変えられません。狙っておいてあるとしか言いようがないミルク。頼んでみましたが、ミルクで中和するなんて考えが甘いwwww
そんな中、一人でゴッドの挑戦権を手に入れにかかっていた彼はもくもくと食べ、完食してしまいました…きつそうでしたけどね…ゴッドは無理だそうです。(というか店員的にも話ししたくないのでもう頼みたくないとのこと)真面目に挑戦しに来て完食もしたわけだからそりゃそうだ。
完食しても店員さんはなーんにもなしなので、本当に顔を覚えているのかどうか、その制度がほんとうかどうかもわかりませんけど。相変わらず塩対応でした。過去他のこーゆーお店では一応おめでとう的な声があったりしたのですがねぇ、一緒に盛り上げてくれるとまた来てみよう、挑戦しようって気にもなるのですが。
とはいえ、このまま残したら怒られそうだったので、もだえながら手分けして完食。数口しか食べてないのに1時間以上体がおかしい反応をしてぐったりでした。
リアルなまとめ
ゴッドチャーハンは味とかそういう次元ではないので、アトラクションとして行くには面白いとはおもいます。ただし大人数がいいですね。2人で行って一口ずつしか食べられない…というのではいくらなんでも冷やかしになってしまうので…そのときは下のランクから少しずつ挑戦することをおすすめします。上の方のレベルを食べるときは次の日の体調も考慮してくださいね。
あと、料理はそこそこおいしので通常利用でもいけますが、店員の対応は200%塩漬けなので、覚悟の上でどうぞ。
帰りながら皆でなにか悪いことをしたかなと考えていましたが、本当に思い当たるふしはありませんでした…なんでかなぁ。