こんにちは、がっちょ(gaccho_b)です。
激辛料理にもいろいろありますが、おそらくトップクラスに辛い常軌を逸したメニュー。ゴッドチャーハンをご存じだろうか。これがとんでもなく辛いと有名なんです。最近ではカップ麺にもなっています。
そんなゴッドチャーハンを提供する「辛いもんやギロチン」なんですが、3 年前に一度訪問していて、なぜか店員さんの機嫌が悪かったのか、気に障ったのか本当に冷たい対応をされたんです。ただ料理は結構おいしく、どんなお店だったか詳しく書いているので、過去の記事も読んでみてください。
前回の記事はこちら
しかし今回、あのゴッドチャーハンを食べたいから一緒に行ってほしいという話があり、意を決して再訪問してきました。はたしてどれほどのものだったのか。レポートします!
【激辛好きのあなたに】
3年ぶりの訪問
金曜に訪問。おなかの調子を考えて(笑)。もちろん予約をしていきました。
店のドアを開けると店内は満席!キャパオーバーに座っているので店員さんが通るのもギリギリ。かなりにぎわっていました。
壁には相変わらずメニューがびっしり、隙間なく貼られています。テーブルにもメニューはあるのでご安心を。
こんな角度の写真ですみません。入り口付近から見上げるとギロチンチャーハン専用ボードが。「へたれ」レベルからはじまり今回のお目当て「ゴッド」まで7段階あります。6段階目の「呪」から「ゴッド」への値段の上がり方が突然倍近くなるところがやばい。トウガラシの量が爆増するのか、なめて調整するなよという忠告なのか考えてしまします。
ちなみに2019年完食者は20名(訪問日 11月29日)。月にふたり程度ですね。てか二人いるんだ…延べ人数じゃないのかなー同じ人が何回も完食してるとか。別の人だったら世の中辛さに強い人っているんですね(笑)
辛いメニューはチャーハンだけではありません。餃子、麻婆豆腐、麻婆そば、一品などいろいろあります。カレーうどんもありました。隣のグループの席へ真っ赤なポテトフライが運ばれていたのは「激辛ポテトフライ」でしょう。カラムーチョ的な色というよりトウガラシがふりかけのようにまぶされていました。
さらに激辛のから揚げもあります。これも違うテーブルのお客さんが頼んでいましたが、イメージはわらび餅のきな粉。きな粉が全部唐辛子になったと思ってください。衣がトウガラシでできているのかというぐらいの色とパウダーのかかり具合、さらに皿にたまる真っ赤な粉は、尋常じゃない存在感でした…
戦いの前の腹ごしらえ
すでに激辛メニューの衝撃を視界の端に感じつつ、空腹で挑むわけにはいかないので、軽く腹ごなし。まずは土手焼き。スピードメニューです。ちょっと量が少ないけど、味がしみしみで柔らかくおいしい。
餃子、ナムル盛り合わせ、ポテサラ、辛くないから揚げを頼みました。このから揚げがボールかと思うぐらい大きくて、めっちゃくちゃジューシー!!やけどしそうになりながらかぶりつくと、ジュースのように肉汁が溢れます!おいしい!!ギロチンは一部のおかしな辛さのレベルのメニューを除いて、たくさんあるのにはずれがなくおいしいんですよ。
ふと店内を見渡すと、カウンターにトウガラシと思われるパウダーの瓶が並んでいます…じわじわと押し寄せる恐怖。今日はゴッドを食べに来たんだ!と意を決します。
準備運動の麻婆そば
おなかも少し満たされたところで、まずは準備運動がてら「麻婆そば 中辛」を注文。ぱっと見物寂しい感じがしますが、味は本格派。
この赤いつぶつぶ鰹節ではありません、この粉全部トウガラシ。一口食べると鋭い辛さも強いですが、それ以上にしびれが押し寄せます。山椒ががっつりきいた麻婆を少しずつ麺に辛めて食べすすめると、非常にコク深くただただ辛いだけでない、しっかりと肉のうまみを感じることができます。麺だけではたりず白米が欲しくてたまらない味。激辛全般に言えますが辛いだけでなくおいしい、これが重要です。
ギロチンチャーハン 並
ゴッドの前に普通のも食べておこうと頼んだ、ギロチンチャーハン並。
量は軽めの丼いっぱいぐらい。紅ショウガやっぷりです。しっとり系チャーハン。安定感のある味でどんどんたべてしまします。並とはいえ赤いかけらが見えるのはトウガラシ。ほかのお店だとピリ辛ぐらいで出しそうですが、ここでは並。ゴッドになるとどこまで増えるのか、忍び寄る恐怖とワクワク感を楽しみつつあっという間に完食しました。
ゴッドチャーハンを注文
おなかも温まったところで注文してみます。本来「ゴッド」はひとつしたの「呪」を食べなければ注文できず、「呪」を完食した際にもらえるステッカーを見せると「ゴッド」を注文できるとのこと。
ただしグループでシェアならいきなりゴッドでも作ってくれると快諾いただいたので、お願いしました。チャーハンはまとめて作るのか、その危険性ゆえに調理できるタイミングがあるのか、時間がかかると忠告がありました。
おもわず目に留まるこの光景。網の上にあるのは絶対トウガラシ…しかもトマトのように大きい、これはブートジョロキアか…?(確証はありません)
しばらく待っていると、ゴッドチャーハンつくるのでよかったら見てくださいと屋外の調理場に案内されます。このお店室内と、外のカウンターと両方あるんです。
表の調理場はこんな感じ、おでんもおいしそうですね。
いよいよ調理が始まります。ゴーグルとマスクをつけたお姉さんが手際よくつくっていきます。この時点でなんかおかしいですよねw
最初はいたって普通のチャーハンの調理工程。軽快に鍋を振ります。
おもむろに真っ赤な粉を、ドサッドサッと2回、というかおそらくトウガラシの瓶をふたつ、すべて鍋に入れました。この瞬間から周りにいる人全員がむせ返り始めます。ものすごい刺激!!においともまた違う刺激の強い空気があたりに広がります。たとえるなら玉ねぎのみじん切りの時に涙がでるような感覚。
真っ赤にそまったチャーハンをさらに炒めます。空気で痛いのにこれを体内に入れる(食べる)とはなんなんだ、と我に返る間にも、パラパラになっていくチャーハン。たしかさらに何回かトウガラシ追加されてました。
あっという間に完成。席に戻ります。
ゴッドチャーハン降臨 実食
提供されたのはこちら。ゴッドらしく器も金色。
皿がテーブルにおかれた瞬間から目と鼻がビリビリとします。あ、来た!とわかるほど周りの空気が激辛に変わります。
上には大きいトッピング。トマトじゃないですよ(2回目)。
お米の部分を少しずつ皆でとりわけ、おそるおそる一口…
舌の痛みだけでなく飲み込んだ食道と胃はヒリヒリと通過した場所がわかり、鼻水と涙がとまらず号泣状態ww 辛さに強いかどうかよりも刺激に強い体質かどうかだと思います。
ここから間の写真がないのですが、救済処置としてアイスと牛乳があります。牛乳はミニジョッキで300円ぐらいするのでいいお値段ですが、この状況では砂漠の中のオアシスとばかりに手を出したくなります。私はアイスバーのほうがより冷たいので少し痛みをごまかせました。
アイス、牛乳とともにおすすめしたい、オアシスがこちら。豆腐!
一丁まるごと、豆腐のパックをひっくり返したなとわかるフォルムで提供される豆腐、これで100円。すばらしいコスパだけでなく、つめたくひんやりとした食管は燃えあがる口の中を鎮火してくれます。ぜひ激辛メニューと一緒に注文してください。
何分たったでしょうか。一口二口でぜぇぜぇと体力を消耗しています。辛さにめっぽう強いメンバーでさえもなかなか苦しそう。この場にいる全員にとって過去最強の辛さだったとのことでした。
ここまできたら、もういくしかないと、上にのったジョロキアらしきトウガラシも体験することに。小指の爪の先ぐらい小さく切って、舌の上にのせ…
お米が下に乗ったときは、その場所を中心にまだ辛さが口の中に広がる感覚もあったのですが、今回はあまりにも直接的な攻撃。ピンポイントに痛くなります。イメージは注射の前の消毒。塗ったその場所がスーッとわかるように、トウガラシをのせた場所だけが燃え上がるように熱い。なんとか飲み込んだものの、ふれた粘膜がやけどするように痛くなっていきます。
これひとりで一皿完食した人が年に20人もいるってめちゃくちゃ多いように思うのですが、生身のからだでこの刺激に耐えきれるのか驚きです。耐性のない人がノリでかじってしまうと本当に病院送りになりそうな辛さなので、くれぐれも気を付けてください。
とはいえ、人数もいたので上のトウガラシ以外時間をかけて食べきりました!!
【激辛好きのあなたに】
リアルなまとめ
前回挑めなかったゴッドチャーハンをついに体験することができました。辛さは極悪、最強クラス。よくこんな辛い食べ物作れるなぁ関心してしまうほどでした。辛いより痛いので痛みに強い人のほうが食べ進められると思います。
また前回は非常につらい対応をされたのですが、今は雰囲気もわいわいとにぎわっており、店員さんもフレンドリーで親切、注文もすぐに取りに来てくれ、てきぱきと対応していただけました。
大阪、いや関西屈指の激辛メニューを体験したい方は、ぜひ足を運んでみてください。
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